両家そろっての『顔合わせ』や『結納』が完了したら、いよいよ入籍に向けて本格的に動き出せます!
入籍するために、まずは「入籍日」を決めなくてはいけません。
先輩カップルはどのように入籍日を決めているのかまとめます☆
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【入籍は結婚式より先?後?同日?】
結婚式を検討しているカップルは、入籍を結婚式より先にするのか、後にするのか、もしくは同日なのか迷われる方も多いのではないでしょうか?
ひと昔前までは、「結婚式で周囲にお披露目をしてから入籍」が一般的だったため、結婚式を待たずに入籍することに否定的な方もまだ多くいらっしゃるようです。とはいえ、様々な事情や考えにより、今は入籍を先に済ませるカップルが多いのも事実。後になって両親とのトラブルを防ぐためにも、事前に相談したうえで決めた方が良いでしょう。
一般的な割合は
「入籍が先」8割
「結婚式が先」1割
「入籍と結婚式が同日」1割
という結果だったようです。
入籍が「先」「後」「同日」それぞれを選んだ理由、なにが違うのか見ていきましょう。
◆結婚式より「先」に入籍
・入籍して一緒に暮らしながら結婚式準備を進めたかったため
・子どもを授かったため
・年齢的に早く入籍したかったため
入籍前後はするべきことが多いため入籍を先に済ませ、落ち着いてから新生活や結婚式の準備を始められるのがメリットのようですね。
また、海外で挙式しようと思うと、入籍したことを証明する「婚姻届受理証明書」を用意しなければいけない場合もあります。
◆結婚式より「後」に入籍
・海外ウエディングだったのでパスポートの手続き上、入籍は帰国後にした
・結婚式準備が忙しかったから、手続き関係は後にまわした
・入籍したい記念日が結婚式より後だったため
・結婚式で周囲にお披露目してからがよいと思ったため
・親に勧められたため
式前は何かと準備でいそがしくなりますので、結婚式を挙げて落ち着いてから入籍するのもひとつの方法ですね。
◆結婚式と「同日」に入籍
・式の演出として婚姻届に記入したため
・記念日を統一したいと考えたため
まとめた方が日付を覚えやすく、指輪の刻印や結婚記念日として選ぶ日付を迷わずに済みますね。
《午前中に入籍の手続きをして、午後から結婚式を挙げる》または《午前中に結婚式を挙げて、午後に入籍に手続きをする》などスケジュールをうまくやりくりする必要があります。
また、万が一書類に不備があると結婚式当日に婚姻届を受理してもらえない可能性がありますので、入念にチェックするようにしましょう。
【入籍日どのように決める?】
◆縁起の良い日に
『大安』『友引』『仏滅』など「お日柄」と呼ばれる、これらの言葉。
日本人に馴染みが深いはずなのですが、詳しい言葉の意味までは知らない人が多いのではないでしょうか?
最近では「お日柄」を気にしない人も増えてきたとはいえ、入籍ともなれば話は別。
入籍や結婚式の日取りには六曜と呼ばれる「歴注(れきちゅう)」が使われます。
六曜には、つぎの6種類があります。
◇大安(たいあん)
六輝の中でも最も吉とされている日。万事吉といわれるように、何をしてもうまくいく日。結婚式やお祝い事に向いている日。
◇友引(ともびき)
お祝い事では大安に続いて吉といわれる日。元々の意味は「勝ち負けのない日=引き分け」という意味があったが、現在多く知られているのは「友を引く」という意味。
結婚式では大安の次に人気のある日取り。午前中と夕方~夜は吉で、昼は凶であるため、昼を避けて行事ごとを行うといい。
◇先勝(せんしょう/さきがち)
午前中は吉。「先んずればすなわち勝つ」という意味を持つことから、何事も先を急ぐことで物事がうまく運ぶ日。入籍や結婚式、お祝いなどの行事を行うのであれば午前中がよいとされている。
◇先負(せんぷ/さきまけ)
午後は吉。先勝とは逆の意味を持ち、「先んずればすなわち負ける」とされている日。先を急ぐと負けることから、午前中は凶。午後からは吉のため、行動は午後から。
◇赤口(しゃっこう/しゃっく)
「赤舌神(しゃくぜつしん)」という神様の部下である鬼が人々を悩ますので、やることなすこと「凶」の日とされています。「赤」が「火」や「血」など「よくないもの」を連想させるため、「万事に用いない悪日」と言われています。ただし、午の刻(11:00~13:00)だけは「吉」とされます。
この日は入籍などの大事なイベントごとを含め、行動を控えたほうがよいとされている
◇仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するような日」という意味があり、終日大凶の日。大安とは間逆で、六輝の中で最も運勢の悪い日として知られている。そのため、入籍や結婚式などのお祝い事を避ける風習もある。
六曜の他にも吉とされている日があります。
◇天赦日(てんしゃにち)
天赦日は、最上の吉日とされ1年に5~6日しかありません。この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦す日として、大大大吉日とされています。四季の中で、「戊寅(つちのえとら)」「甲午(きのえうま)」「戊申(つちのえさる)」「甲子(きのえね)」の4つの日の十二支が重なるときが、天赦日となります。
◇一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日とは、「一粒の籾(もみ)が万倍の稲穂になって実る」といわれ、物事を始めるのに良いとされる日です。1カ月のうちに数回あり、1年で50回~60回ほど訪れます。他の暦注と重なる場合、吉日は効果が倍増し、凶日は効果が半減すると言われています。
人それぞれ『信じる』『信じない』あると思いますが、結婚はふたりだけのものではありませんので、両親に「この日で良いかな?」と確認した方が無難ですね。
なかには入籍したい日が仏滅だったという人もいるはず。
仏滅は六輝の中でも最も運勢の悪い大凶といわれる日取りではありますが、「仏滅=物滅」と考えられることもあります。これまでの物を滅することにより、新たな物を築いていく、新たにスタートするという意味。入籍日や結婚式の日取りとして、あえて仏滅を選ぶ方もいます。
どうしてその日がいいのかを両親や親戚に丁寧に説明しましょう。きっと両親や親戚も、理由をきちんと話せばふたりの気持ちを汲み取ってくれるはずです。
◆ふたりの記念日に
入籍日に出来るのはたった一日ですから、大切な思い入れのある日にしたいとお考えの方も多いですよね。記念日といってもカップルそれぞれ大切な日は様々です。
・ふたりが出会った日
・はじめてデートした日
・お付き合いを始めた日
・プロポーズがあった日
・彼女の誕生日
・彼の誕生日
「いつまで経っても忘れにくいから」という理由で、誕生日や付き合いはじめた日を入籍日にするカップルも多いようです。
◆ 語呂合わせで覚えやすい日に
結婚記念日を忘れて喧嘩に…なんて事態は避けたいところ。語呂合わせだと、頭に残りやすいですよね。
1月1日や8月8日、11月11日など、ゾロ目の日も覚えやすくてオススメです。
《例》
1月8日…1番ハッピーな日
1月23日…ワンツースリーの日
2月2日…夫婦の日
2月9日…福の日
2月11日…ふたり(2)で一緒に(1)生きていこう(1)
3月9日…ありがとう(サンキュー)の日
4月22日…よい夫婦の日
5月23日…恋文の日
7月16日…「七色」の日、彩り豊かな家庭を築けるように
8月4日…箸の日、2本で1対の箸を夫婦に例えて
8月7日…花の日、お祝い事を飾り立てるおめでたい花にちなんで
8月8日…「ハッハッ」と笑い、笑顔溢れる家庭に
8月10日…ハートの日
9月2日…靴の日、2足で1対になる様子を夫婦に例えて
9月29日…「来たる福」の日
10月2日…「永遠に(とわに)」の日
10月29日…「嫁ぐ」を語呂あわせで
11月22日…いい夫婦の日
11月23日…いい夫妻の日
◆イベントに合わせて
入籍日を年のイベントにあわせるのも人気です。
クリスマスやバレンタインデーなど、「恋人にとって大切な日」に入籍するカップルも多いようです。
1月1日「新年・元日」
2月14日「バレンタインデー」
3月14日「ホワイトデー」
7月7日「七夕」
12月24日「クリスマス」
などと同じ日にすると、街中の雰囲気と一緒になってお祝いできるのが魅力です。また、忘れる可能性も低くなります。
◆名前にちなんだ日に
名前を数字に見立てて入籍日を決めたというカップルも。
例えば“みな”なら3月7日、“ひとみ”なら1月03日など。言葉の音から連想される数字を当てはめれば、自分の名前が記念日になりますよ。名前が数字にぴったりとはまる方にはいいかもしれませんね!
- 1…ひ、い
- 2…に、ふ、ち、つ
- 3…さ、み
- 4…し、す、よ
- 5…こ、ご
- 6…ま行、ら行
- 7…な行
- 8…は行、や
- 9…か行
- 0…う、と、お、ん、わ
などなど、ふたりで語呂を考えるのも楽しい時間です。
私の担当したお客様の中には「3月10日(さとう)」さん、「1月10日(いとう)」さんと苗字にちなんで入籍したという方がいらっしゃいました。
◆好きなキャラクターやアーティストの誕生日に
ふたりにとって共通の趣味があるのなら、ふたりの好きなキャラクターの誕生日や、好きなアーティストに関連する特別な日も入籍日に◎定番の日取りにはしたくない、でも忘れない特別な日にしたいという方におすすめです。
このように「入籍日」を決めるための材料はたくさんあります。
ふたりにとってのはじまりの日、大切な記念日となりますのでふたりにぴったりの日を決められると良いですね!
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